オレのもう一人のオヤジ2
オレには二人オヤジがいるのは
前回書いた
今だから言えることを書く
今回は
実父について書く
実父は実業家
金儲け、商売大好き人間だった
沈没船引き揚げから
様々な商売をやったようだ
オレがもの心ついた時には
静岡県沼津でパチンコ屋をやったいた
(断っとくがオレたちは八丈出身の純日本人です)
東京で建売住宅の販売に成功して
オレたちの代には
木造三階建ての受注件数で当時
中野でNo. 1になり、
中野で自社ビルを保有するまでになった
残念ながら
ここからが
転落の始まりだった
オレも含めて上の兄が二人いたが
決して結束力があったとは言えない
社員ばかり沢山いた
そしてあえなく10億以上の負債をかかえ
倒産
オヤジが夜逃げする時の
笑顔を覚えてる
「招待するからな」
と言って伊豆の熱川にうまく逃げたが
あえなく翌年逝去
今更恥さらしではあるが
この失敗にも必ず教訓があると思っている
教訓
1、借金をできる限りしないこと
いかに金を、借りるかをみんな考えるが
返す方法は疎かになりがちだ。わかり切ったことだが返済計画をしっかり立てるのだ
2、貯金をできる限りして、新たな商売は
自己資金を潤沢にしてからことにあたる
自己資金が多ければ多いほど
余裕が生まれる
じっくりやれる
4、無駄に人を雇用することはしない
雇用には慎重にならなければならない
オレは人を一人雇う給料と住宅ローンを比較する。例えば給料30万の人を一人雇うと
実際には倍の60万かかる。住宅ローンだと元本
一億五千万も借金を抱える計算だ。
3、苦しいと思ったり、ワクワクしないとき、
必ず計画を見直す。 苦しいと思ったら、計画に必ず無理があるはずだ。
4、今あるものを最大限活用することを考える
例えば、土地を新たに買う前に今ある土地を最大限に活用できる方法を再検討するのだ
具体的にいうとこまち農園の現在の土地に
レモンをさらに植えることはできないか?
考えると空いてるスペースがいくらでもある。
無駄になってるところをうまく活用するのだ
密植して大きくなったら
間引きする方法もあるのだ。
とにかく無駄をなくす。